8/23 お台場ZEPP TOKYO

水曜日、毎年恒例の「TOKYO BiSH SHiNE3」である。

「TOKYO BiSH SHiNE」通称TBSが開催されるのは今年で3回目。グループ結成から間もない2015年はTIFでちょっとルール破って派手にやりすぎてしまったことのケジメで2日目の出演を辞退したことから、そのお詫びとしてTIFのリスバン持参すれば無料で観られるフリーライブとして開催。約1,400人を動員して、さらに新メンバーとしてハシヤスメ・アツコとリンリンのお披露目でもあった記念日。そして2016年もまた、新メンバーにアユニ・Dのお披露目&初ステージの記念日で、当日配布の整理券を手にすれば誰でも入場できるフリーイベントだったのだが、どうしても入場したい人のために販売された有料入場者と合わせても約1,500人と満員に届かなかった2回目。そして今年で3回目。事前の先着販売(6時間限定)で2,000枚近くの有料チケットを売り切り、当日700枚限定で朝10時から配布された整理券も正午前には終了となり、遂に3年目にして完全な満員御礼となったわけである。1か月前に幕張メッセイベントホールに七千人を集めている実績を踏まえれば当然ともい

える成り行きだが、昨年埋まっていなかった会場を知っているから「TBSが埋まった」という感慨もある。別に無料に拘らずに普通に売っても余裕で完売したはずだけど、敢えて無料枠を残しているところが拘り。初心忘るべからずというところだろうか。まあ、来年も同じ仕組みだったら有料だけで即完しそうだな。そうなったらそうなったで夏の風物詩としての趣が強まるだけか。

というわけで、朝から整理券を確保するために並ぶとなれば仕事を休まねばならず、ここは有料チケットを確保することで対応。ところが、去年は購入順だった整番が今年は完全ランダムでそこそこ早く買ったのに400番台。ヒト桁整番で最前列ゲットした去年が懐かしい(苦笑)。そして、案の定というべきか、10時半からCD販売開始で13時半から特典会とか。いやいや何とまあ社会人殺しなタイテである。午後半休にして駆けつければ終わる前にギリギリ間に合うか等と考えるも、まあここはおとなしく仕事して我慢。しかもBiSH券の番号を3つ出してるのに特典会前に余裕で枯れてるとかノーチャンにも程がある。そういうグギる日があっても仕方なし。なにせ平日である。

定時に会社を飛び出していそいそとお台場に駆けつけて18時40分頃に到着。既に顔見知りの皆様が多数集結していてやあやあと挨拶。19時開場だが整番良くないので最後でいいやと外でまったり飲み会。入場は有料チケット1Fスタンディング→2F指定席→無料整理券の順。まあ当然の順番。日もすっかり落ちてきて19時50分近くになってようやく入場。とりあえず人波を掻き分けてフロアの真ん中付近を目指す。女限エリアは上手側に配置。フロアの4分の1位は占めていたんじゃないだろうか。とても広い。そしてほぼ満員になっている。なるほど、これが今の勢いなのだと感嘆。

WACK代表の渡辺淳之介氏による前説では4/2のWACK EXHiBiTiONで発表されたAvexとの共同プロジェクト「Project aW」の進捗報告。合宿オーディションで合格した2名に新たなオーディションから選考された3名を加えた5名が悪魔の儀式を思わせるような全身黒装束で登場して場内どよめき。目以外を覆い隠す黒頭巾は二本の角が生えていて、ちょっと動物の耳っぽさあって微妙に可愛らしさもある。グループ名はEMPiRE、Twitterのフォロワー1万人で素顔公開と例によってWACKレギュレーションが課せられた5人。あの黒装束、ちょっと格好良いから暫くあのままでもいいんじゃないかとか思ってしまうが、まあ意外とあっさりフォロワー1万人突破してしまうのだろう。彼女達が退場すると、程なくして暗転。

懐かしい“MAIN STREET ELECTRICAL PARADE”の出囃子に歓声。そして手拍子。ミラーボールに色鮮やかな光線が当てられてキラキラと拡散していく。いつになく照明が凝っている。元気に声を上げながら6人がステージに駆け込んでくる。大歓声。メンバーが縦に並ぶ。あれ、このフォーメーション何だっけ?・・・わっ!“SCHOOL GIRLS, BANG BANG”だ!イントロで古参狂喜。5/21の広島以来だが、4/8の学生祭りも観れていないので、自分としては昨年10/2の札幌以来。そりゃあ高まりますよ。続く“GiANT KiLLERS”ではサークルを作ろうとするも満員過ぎてうまく輪が作れない。3曲を終えたところで自己紹介。アユニのDは「ダイナマイトのD」と主張。本人にとって3度目のZEPP TOKYOは3度目のダイナマイトでもあった。やはりこの地はダイナマイトなのだ。感慨。そしてアイナが熱く語る。これまでのTBSが埋まらなくて赤字で凄く悔しかったこと、そしてやっと3年目にして満員になったことの喜び。「運命は変えられると思うんですよ!」その瞬間、次の曲を悟って心躍る。“デパーチャーズ\xA1

匹\xCF5/14の郡山以来である。「たかが運命なんてもんは変えてゆける気がするんだ。何もつかめないのなら死ぬ気で勝負さ」というモモコの歌詞が沁みる。

“Is this call??”も4/22の金沢以来で、その前となると10/16の名古屋リリイベまで遡る。そう、この日は久々にやった曲が多かった。落ちサビは赤サイを焚いて突っ込む。壁が厚いので中盤あたりまでしか行けないけど。続いて“スパーク”だったから赤サイまだ使える。よしっ。花いちもんめに出航にと沸きつつ落ちサビで再び突っ込む。満足である。しかも“primitive”が来たから歓喜。サビで背を向けるとこで背を向けてない人が多かったのはフロア後方寄りだったせいか。新規が増えると定番曲以外のノリが弱くなる傾向がある。ここで再びMCタイム。リンリンとアツコが3年目に突入ということで「いやあ、めでたいねえ」とリンリンとのスキンシップを強調するあっちゃんに対して、グイグイ来られ過ぎて少し嫌そうなリンリンが遂に爆発。「パットなすりつけてくんじゃねーよ」「いやいやパットなんて入ってないし。仲良くしよーよ」「すっこんでろよ!」そんな激怒するリンリンに便乗したアユニが「クソめがねバイバーイ!」と悪口。その後もリンリンが他のメンバーに話しかけるとあっちゃんが暑苦しく割り込んできて、リンリンが切れる

とアユニが悪態呟く流れが続く(笑)。アイナを振りに使った「なんもないんかい!」でフロアも大盛り上がり。そこに「なんかあるよ!」と叫ぶリンリン。お、これは新しい!みんなから寄ってたかって「なんかあるんかい!」と突っ込まれ続けるリンリン。これが想像を超える長さで(苦笑)無口担当恐るべしとなったところでようやく“ぴらぴろ”が始まる。それにしても長かった。。。

“ぴらぴろ”ではCO2噴射などメジャーっぽい演出もあり。新旧織り交ぜた選曲から本編終了でアンコールを求める声。色んなコールが混じっていたけどさすがにあの規模だとうまくまとめ切れなかったかな。戻ってきたメンバーが2つの情報解禁。ひとつは11/29のニューアルバム発売。これはいい。もうひとつは11月に中高生限定ツアーと女性限定ツアーの開催。おい、俺らどこにも参加できないってどういうことだよ!「誰が一番金を落としてると思ってるんだ!」と吐き捨てたのは半分本音。将来に向けた種蒔きは分かる。規模が拡大しつつある今だからこそ、その層にアピールしたいというのも分かる。でもちょっと媚び過ぎじゃないかね。まあ、後で日程をみたら11/25&26が入ってたので、裏を返せばその日はフリー。つまりSILVERBACKの東京2連戦と被らないこと確定。お、不幸中の幸いじゃね?それぐらいポジティブに考えていかなきゃやってられん。アンコールは“星が瞬く夜に”を1曲。終演が何時だったか忘れたけど確か21時半過ぎだったような。ほぼフルセットに近い曲数&プレイタイム。ステージは本当にほぼ観え\xA4

覆ǂ辰燭韻鼻△劼燭垢蘓兇螢灰圓縫皀奪轡紊某笋轡献礇鵑縫魁璽襪\xCBMIXにと沸きまくって最高に楽しかった。

<BiSH>

SE:MAIN STREET ELECTRICAL PARADE / SCHOOL GIRLS, BANG BANG / GiANT KiLLERS / VOMiT SONG / デパーチャーズ / OTNK / 社会のルール / Is this call?? / スパーク / primitive / ぴらぴろ / MONSTERS / Marionette / Nothing. / ALL YOU NEED IS LOVE / beautifulさ encore BiSH- 星が瞬く夜に-

終演後は外でまったり。ある程度落ちついたところで、おまいつ勢を中心に清掃員有志で記念撮影。22時半頃に解散。そう、よくよく考えて久々にやった曲が多くて嬉しい選曲だったけど、今でも干され曲が増えてきているのにニューアルバムで曲が増えたら更にやらない曲が増えるわけで、つまりそういった意味も含んだ選曲だったのかなあとか。だとしたら少し切ないな。