【三重】「当地域にミサイル着弾の可能性」 Jアラート誤送信

「ミサイル着弾の可能性」

市が誤送信 

三重・四日市

三重県四日市市が7日朝、全国瞬時警報システム(Jアラート)で、ミサイル発射情報を誤って送信していたことがわかった。

テストの際のミスで、約10分後に訂正したという。

 

市危機管理室によると、7日午前9時すぎ、同市と三重県菰野町をエリアとするFM局から

「弾道ミサイル発射情報。当地域に着弾する可能性があります」

という放送が流れた。

午前8時40分ごろから、北朝鮮からのミサイル発射を想定したシステム確認を行っていた市職員が操作を誤り、外部に流したという。

 

菰野町では、緊急時にラジオが自動起動する受信機が全世帯に配備されており、今回の誤送信がこの受信機を通じて流れたという。

防災ラジオからミサイル発射の誤報

四日市菰野

 

7日午前9時ごろ、三重県四日市市菰野町で、弾道ミサイル発射の誤った情報がFM放送や防災ラジオから流れた。

市によると、全国瞬時警報システム(Jアラート)の機能をテストする際に、市内や町に放送される地元FM局の回線を切り忘れたのが原因という。

 

市や町によると、放送されたのは

「弾道ミサイルが発射され、当地域に着弾する恐れがある」

との内容。

国が全自治体に配布しているJアラートの受信機にあらかじめ登録されている文言という。

町は約20分後、ラジオで誤報と伝えた。

市はホームページで謝罪する予定。

 

町内では全1万6171世帯に配布する防災ラジオで流れ、町には住民からの問い合わせが相次いだ。

放送を聞き警察に問い合わせたという町内の無職男性(70)は

北朝鮮情勢が緊迫しているので本当に飛んできたかと驚いた」

と話した。

 

Jアラートはミサイル発射などの際、国が自治体に緊急情報を配信、防災無線などが自動的に起動し、住民に伝える仕組み。